
当連結会計年度におけるわが国経済は、新興国向け輸出の拡大や国の経済政策などの実施により、企業収益改善の動きが見られ緩やかな回復基調にありました。しかしながら、デフレ長期化の懸念や円高による先行きの不透明感が広がるなど、厳しい雇用環境や所得不安を背景に消費マインドは節約志向を強め、引き続き低調に推移し、今後も厳しい経済環境が続くものと思われます。
教育サービス業界におきましては、少子化や経済不況の中、集客力を上げるために、価格戦略の導入、対象生徒の年齢層拡大、個別指導の導入などサービスラインの増強を図る他社も増えております。また、さらなる企業収益の向上を図るための業界再編も活発化し、業界関連図はますます複雑化し、他社との競争はより厳しさを増しております。
このような経営環境のもと、当社グループにおきましては、平成22 年3月1日よりホールディングス体制を敷き、各社がその役割と責務を果たすことにより、グループ全体の収益を確保する努力を積み重ねてまいりました。また、過年度より推進しております「学びMAX」(集団授業、個別授業、映像授業、通信添削など選べる総合教育システム)の定着化により、多様化する生徒の進学ニーズや学習ニーズを的確にとらえ、生徒一人ひとりの目標を結実させるためのより効率的な学習方法、進路指導方法の提供を実現しております。
ここ数年来、業界全体の傾向として集団授業離れが顕著でありますが、学びMAXを推進する当社グループの平成22年10月現在における生徒数は合計44,502 名(前年同期比100.1%)となりました。これは、個別生徒数が前年同期比116.5%(個太郎塾一般FC教室を含む)、映像生徒数が前年同期比136.3%(加盟校を含む)に増加したことによるものであります。
その一方で、個別や映像授業の一人当たり単価は集団授業には届かず、売上高におきましては、集団生徒数の減少をカバーするには至りませんでした。
経費面におきましては、学びMAX強化のための拠点統合や移転等などの先行投資を積極的に実施するとともに、広告宣伝費や人件費、印刷費や用品費などの細かな経費を含め効率化を図りました。
この結果、当連結会計年度の売上高は18,874百万円(前連結会計年度比2.7%減)、営業利益は398百万円(前連結会計年度比25.6%増)、経常利益は455百万円(前連結会計年度比31.5%増)、当期純利益は160百万円(前連結会計年度比3.9%増)となりました。

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集団授業(市進学院) |
集団授業の受講生徒は減少傾向にあるものの、売上高構成比74.9%と、依然、市進教育グループの中では主力の業態であります。市進学院の小学生・中学生、市進予備校の高校生が集団授業を受講しており、毎年各地域の難関校、人気校への合格実績は高い評価をいただいています。
平成22年6月に東京都に市進学院王子教室を開設、平成22年9月には市進学院八千代教室と市進予備校八千代台校の移転統合、市進学院大宮教室の移転を行いました。それぞれより好立地で視認性の高いビルへの移転であり、教育環境や通塾利便性の向上と学びMAX体制の強化を図ることにより、集客力の強化に努めました。また、平成23年2月には新設の朝霞台教室(埼玉県)、柏の葉教室、茂原教室(千葉県)において小学部の新年度授業を開始しました。平成23年2月末現在、集団拠点は138拠点、平成22年度10月現在生徒数は26,857名(前年同期比88.9%)、売上高は14,131百万円(前連結会計年度比91.4%)となりました。 |

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個別授業(個太郎塾) |
市進教育グループの個別指導は、先生1人に生徒2人までの「1対2形式」の個太郎塾・ウイング個太郎と家庭教師派遣の市進チューターバンクがあります。業界の中では、個別授業の受講生徒の伸びは継続しており、市進教育グループ内においても売上高構成比16.4%を占めるようになりました。
学びMAXの強化を継続して行い、個別拠点は、市進FC個太郎塾(ウイング個太郎含む)、友進FC個太郎塾、個学舎直営の個太郎塾、一般FC個太郎塾を合わせ225拠点となりました。個別指導塾も飽和状態にあり厳しい競争環境ではありますが、平成22年10月現在生徒数は10,381名(前年同期比116.5%)、売上高は3,088百万円(前連結会計年度比112.2%)となりました。
なお、平成23年3月より、市進予備校全校舎に併設していました大学受験を専門とするウイング個太郎は、同拠点にある個太郎塾に統合となりました。 |

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映像授業(市進予備校) |
映像授業は高校生の間では、完全に定着し、今後は中学生、小学生用の映像コンテンツの開発にともない、広い世代に浸透していくと予想されます。
市進教育グループの映像授業は、株式会社市進ウイングネットが配信する、市進ウイングネット(受験用コンテンツ)、ベーシックウイング(学力強化コンテンツ)とジャパンライム株式会社が制作・販売する学校教師向けの指導法DVD映像があります。
市進教育グループ内では、市進予備校に加えて、市進学院高等部や個太郎塾における映像生徒数は集団授業や個別授業の併用者も含めて増加しております。また、映像授業の外部販売におきましても、株式会社市進ウイングネットの営業強化により、加盟契約数、生徒数ともに大きく伸長しております。平成22年10月現在生徒数は7,264名(前年同期比136.3%)となりました。平成22年5月に株式を取得したジャパンライム株式会社のDVD映像などの売上げも含めまして、映像授業の売上高は1,480百万円(前連結会計年度比148.2%)となりました。 |
| ■生徒数の推移(各年度10月時点) |
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| ■拠点数の推移 |
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